初日(1日目)30日(金)

4月30日(金)。9時20分頃、主任の先生からメールがありました。「よっちゃん今日、Aちゃんのパパ パーゴラ作りに来てくれたよ。遊びにきて~) 当日休みでまだ寝ていた私は、”遂にこの日が来たかー”と、飛び起きすぐに駆けつけました。
園庭ではすでに作業が始まっていて、Tさん一家(Mさん、Nさん、Uくん、Sくん、Aくん)とお父さんの会社(S社)の同僚のOさんが来ていました。お二人は会社で大工さんになる生徒に仕事を教える教官をしているそうです。私が砂場に行くと、奥さんのNさんと3兄弟の弟子の息子たちが柱を立てる地面にスコップで穴を掘り始めていました。長男の助っ人は8キロくらいあるであろう土台の沓石(くついし)まで’ん~よいしょ‘と抱き上げ、掘ったところまで運んでいました。「おー大丈夫かー?」と思わず言ってしまいました。柱は全部で12本、3人の弟子たちは、深く掘りすぎたり浅かったり…、親方たちは水平器で水平をはかりながら、何度も調整していきました。いつも掘ったり埋めたりして調整するのは、なぎささん。ちょっと大変そう。でも、土台の水平は一番大事なので慎重でした。 昼休みには、持参した菓子パンとコーヒーで済ませ、始まる時間までベンチに横になっていました。休憩大事。見上げると空は青く、雲は白く、木には緑、風が薫っていました。普段はあまり見上げない空の青さを見ながら一人だけの静かな時間を青空の下で味わっていました。昼の間に材木屋さんがトラックで材用を運んで来てくれ、午後の作業がスタートしました。

午後から親方たちは、柱の材料の角3寸5分(10㎝5㎜)や梁(はり80キロくらいあるらしい)の墨付けに、取り掛かって行きました。やる事が無くなった3人の弟子たちは当然のことながら、遊び始めていました。やっぱターザンロープでしょうー!そんな感じで5時くらいまで働き、材料と工具をかたずけ、箒でゴミを集めシートをかけて終わりました。こうして、第一日目が終了しました。私と言えば、ほとんどお手伝いできることがなく、ぼ~っと見学することと最後のお掃除だけでした。 (;´д`)トホホ…

 

 

 

(2日目)5月1日(土)

朝は8時に集合。今日は午後から、M先生とMS先生が応援に来てくれると言っていたので、それ                                                  までに、墨付けした材料を切ってしまおうと、2人の親方たちは話していました。休憩時に話している                                                          お二人の会話は、専門用語と尺貫法で寸とか㎜での話だったので全く話に入れず、ぼーっと耳を傾けて                                                         いました。材料が予定より早く準備できたので、10時過ぎには、柱を立て始めました。

沓石に柱を立て、ビスで仮に打ち付けた後、仮すじかいを2本縦と横に柱につけ、地面に安定するようにたてました。四つ角の柱の内2本の柱を、筋交いを周りに付けてバランスよく立てた後、梁(はり80キロくらいある)を2人で2つの脚立を使って、1度脚立の上まで乗せ、「せーのー!」で柱に組み付けていきました。「ありしぐち」という方法で、掘った溝にゴムハンマーで叩きながらはめていきました。重い材料を上まで持ち上げる作業は慎重に、無理しないように、片方ずつ上まであげました。同じように向かいの四つ角の2本も立て、80キロの梁を、脚立を使って横にはめ込みました。横に渡してつけてある仮筋交いは安定して危なくなくなるまで付けたままにしておきました。後の2本の横の梁も、「ありしぐち」と称する方法ではめ込んでいきました。次に四つ角の柱と柱の間に2本ずつ柱を立てていきました。その柱を立てるのは、O親方が、垂木(たるきー屋根にあたる横に渡す材料の木)を上に登って付けていくのを、T親方が担当し、2人分担して作業が進められて行きました。T親方は、梁の上をサーカスの芸人のように垂木の材料をバランスよく手に抱え、まるで普通に地面を歩くように、皆の頭の上をスタスタと渡っていました。(お~これぞプロの大工さん)という感じです。相好しているうちに、M先生、MS先生、2人の応援隊が駆けつけてくれていました。「わたしたちにできることあるのかしら~」と言いながらやってきました。きっと3人のおじさん達の頭に浮かんだのは、「いいんだよ、何もしなくても、いてくれるだけで、嬉しいんだよ❤」と、思っていたことでしょう。えっ僕だけ⁉ でも、垂木と梁を繋ぎとめる‘ひねり‘という金物を釘で打ち付ける為、脚立に乗らないと作業ができないので、それを押さえる係を手伝ってもらいました。Nさんも、頑張って打ち付けていました。「わたしもやってみたーい」と、言うので2人にもちょとやらせてもらいました。私は、柔らかい木に叩いた釘が入っていく感触を、「‘木‘も生身でいきているんだな~大切にしなきゃあ」と、感じながら打っていました。えっ僕だけ⁉  M先生は、「なんで真ん中に柱を立てないの~?」と、大黒柱的なものを想像していたようで、とんちんかんな事を言って、親方たちを笑わせてくれました。と、突然空模様が急変、黒い雲と共に、激しい雨と雷。”当地方に竜巻注意警報が発令されました”作業中断、今日はこれで解散となりました。次の日に、遊びに来ていたそうすけくんが、昨日「虹を見たよ~」と言っていたので、夕立の後16時半から17時の間出たようでした。”え~僕も見たかったな~”

 

(3日目)5月2日(日)

柱が立ったので、今日からT親方一人で作業が進められました。朝はいつも8時に集合して、すぐに始められました。私に親方は、各柱12本を梁と沓石に上下5本ずつのビス(75㎜)をインパクトドライバーで打ち付ける作業を頼まれました。初めの何センチかはスムーズに入るのですが、途中から柱が固く細長いビスなので、頭が全部なめてしまいそうなので、断念して、親方にヘルプを求めると、難なく意図も簡単に押し込んでいました。(さすがプロ)と、思いました。(たぶん私が下手くそなだけー)(;´д`) 暫くすると、Uくん、Sくん、Aくんとお母ちゃんが駆けつけ手伝いに来てくれた。まあ、3兄弟は持参のボールや凧で遊び始めるのだが、「・・・連休なのに大事なお父ちゃんを借りちゃってごめんねー」と、思いつつ、ボール、ターザンロープ、凧で、一緒に遊びの相手をしている私でした。今日は日曜礼拝がホールで行われていて、親方はしきりに音がうるさくならないことを気にしていました。お昼休憩が終わった後、園庭側のペンギンの外出口のサッシを子どもたちのトイレ対応の為に開けておいたのを思い出して、すでに   ALSOKの警備の施錠は、礼拝後に、園長先生がして帰られただろうと思い、ペンギンのサッシの鍵を閉め、ALSOKの警備の施錠を1度解除して、もう一度施錠をし直した所、どういう訳か警報が作動してしまったらしく、ALSOKの人が警察に連絡して、数人の警察官を引き連れ、「なにしているんですか?」と、聞いてきました。ALSOKの人は、「あなたの身分を証明するものはありますか?」と、聞いてきて園長先生に携帯で連絡をしながら、「加藤さんという人と今接触しているんですが、職員んですか?」と、聞いていました。それはまるで私は事件の犯人か何かのような扱いで、ちょっとムッとしました。 ”なんだよ~作業しているだけなのにーと、” その後、園長先生と連絡を取り事情を説明しました。この日も空は不安定で、午後から黒い雲がモクモクと沸き初め14時頃には、「ポツポツ、ザー…」と降ってきて作業は一時中断し、様子を見ました。作業は、柱に鑿(のみ)で溝を掘って、角の柱とその横の柱に3寸5分の角材を補強の為にはめていく、ちょっと時間のかかる作業でした。下の方8本、下から100センチくらいの所に8本、合計16本を、鑿で溝を掘って、角材を切ってはめていくのは、大変です。途中で、上の位置をどうするか?鉄棒はどうするか?階段は?などと悩みつつ時間がたち、今日は、下だけやって早めに終わりにしました。

<— これは、親方が発明したクランプのかわりです。

(4日目)5月3日(月)

そろそろ疲れも見えてきた私ですが、今日も8時に集合。ALSOKは、しっかり解錠して、トイレの為に園庭側オリーブのサッシを開けました。今日も作業は柱の上の部分の補強のための8本の3寸5分の角材を入れる工程からでした。今日のFMラジオは、’TokyoFM’。昨日は、´BayFM’だったけど…。昼は、ツナオニオンサンドとコロッケバーガーとコーヒーでお腹がいっぱい。親方は、”大した仕事してないから腹が減らない!”と言って、コーヒーだけ飲んでいました。(いえいえ十分していましたよ)親方は、全ての補強が終わると、今度は斜めの筋交いに同じ角を使って4本の補強を入れていきました。私は、沓石の周りに入る35㎝の黄板の囲いが入るために、スコップで土を削り、沓石と地面が水平になるように均しました。(「趣味は?」と親方に聞かれ、”マラソン、バイク、ギター、絵画、山登り頂上でお酒”と答える。親方はサーフィンだそうです。)それから、柱と沓石の間の隙間が空いている部分の地面と沓石の底の間にバールを突っ込み持ち上げて、ハンマーで土を叩き、沓石と柱の底の接点を少しでも大きくすることで支える点が大きくなるので強度が増すようです。スコップで周りを掘ったのと、這いつくばった姿勢になった為か、腰が少々痛くなってきました...昼が大分回った頃でやっと、3人の弟子たちが到着しました。3日連続の出勤で、申し訳なく思う、疲れも出てきたであろう‥昨日より遅めの到着になりました。それでも3人は、父ちゃんの道具や材料をおもちゃがわりにして、遊んだりしていて、さすが、親方の弟子たちでした。

私は子どもたちと遊んだ後、N母ちゃんと一緒にモルタルを沓石の周りに入れる黄板の四角い囲いを、ドリルでビス止めした後、階段の板が柱にはまる部分を鑿(のみ)と金槌(かなづち)を使って削り取る作業をさせてもらいました。プロの道具を握らせてもらい、ちょっと緊張しました。やっぱ切れ味がスルドイ!ー(エリ役になったのを思い出しつつ・・)途中14時過ぎにまたにわか雨で一時様子を見て待機、止むと作業再開。最後に親方は、一か所だけ階段の板を3枚入れて、3人の弟子たちの遊ぶ姿を見て、ステップの幅の具合が調度いいのか確認しました。バッチグーでした!今日は18時までやりました。3人の弟子たちは、すぐにケンカが始まり、その度ごとに、「かあちゃんっー!」と奥さんは呼ばれています。かと思えば、「おい!Nーっ!」と呼ばれ何かの手伝いを求められ、お母ちゃんは、大忙し。でも、いつも笑顔の渚さんは、どこまでも優しい。理想の家族の姿をまのあたりにして、側にいるボクは、ちょっとジェラシー・・うらやましく思うのでした。

 5日目(5月4日)

今日は朝から陽射しが暑いです。14時に集合。Aファミリーは、午前中、鎌ヶ谷の不動産屋さんに行き新しい家の打ち合わせから帰ってくる。UくんとSくんは、お父ちゃんと到着。Aくんは、コンビニでおにぎりを買って、お母ちゃんと後から来ました。親方は、階段になる板を、3か所全部で9枚を丸ノコで切り始めました。私は「面取り鉋(カンナ)」を手渡され、9枚の板の角を削りました。(いい切れ味でした。)親方は、大きな鉋で表面と裏面側面をかけました。かける方向を間違えると逆立ってしまうと教わりました。それが終わると、いよいよモルタルを型に流し込む工程に入りました。バケツに水を入れ、25㎏あるモルタルの袋から少しずつその中に混ぜていき、スクリュー3枚刃の電動ミキサーを使って、調度良い硬さになるまでかき混ぜました。足でバケツの縁を踏んで押さえ、ハンドルの所にあるスイッチを押します。少しずつスピードを上げていくと、遠心力で腕と腰に負担が掛かり、バケツが動くのを踏ん張って押さえます。初めのうちは、水とモルタルが周りに飛び散り、ズボンに掛りびちゃっとなり、そのうち混ざり始めると安定して調度よい硬さに練り上がります。固まらないうちに、10㎏位あるバケツに入ったモルタルを、沓石の所まで運び、「わんこ」という大きなおたまのようなもので沓石の周りに落としていきます。四角い小さめの木片を使って、トントン上からモルタルを叩きながら、枠の四角全面に平らになるように伸ばしていきます。まず親方が見本を見せてくれて、続いて私と渚さんが真似をして伸ばしました。親方の左官屋さんのように上手に平らにきれいにできなかったが、自分のセンスでやっていくと、だんだん楽しくなってきましたが、あまり’美’を追求するときりがなく、やり始めると途中で止められないので、夢中でやっているN母ちゃんも、兄弟たちがケンカしても、泣いていても、対応できずちょっと困っていました。それに、大人が楽しそうにやっているので「ボクもやりたいー」「オレもやってみたーい」と、当然言い出すが、”ごめんっ!手につくと大変なのでこれは触っちゃダメッ!”と、言って、3人には待ってもらいました。思ったよりも35㎝四方の枠は大きく予定の高さまで盛るのに時間がかかってしまいました。親方はモルタルを何度も作っているので、腰に負担が掛かり、きつそうに「こういうのは、本当は下っ端の仕事なんだけどな~」と、言っていました。12本の柱の土台を2周、2回ずつモルタルを伸ばして行きました。最後のモルタルを、電動撹拌機(ミキサー)をかき混ぜる作業を、下っ端である私にやらせてくれました。慣れるまで遠心力で振り回され、ズボンにモルタルがびちゃーっと跳ねました。すべて伸ばし終わると、すでに17時を回っていました。「ラストスパート!」親方は、上に登って弟子の3人に声をかけ、筋交いに用意してあった余っている10数枚の材料を、少しずつ柱まで運ぶように指示し、それを屋根となる垂木に横に渡して釘を打ち付けていきました。長さが横の端から端まで寸法が足らないので、途中で繋がなくてはなりませんでした。普通に全部同じ所で繋ぐのが「芋つぎ」互い違いに違うところで繋ぐのが「りゃんこ」と言うらしく、負担が分散されるのが「りゃんこ」の方なので、そっちの繋ぐやり方を選びました。その間、私は、初めに鉋をかけておいた残りの3か所の階段を3枚ずつインパクトドライバーで止めていきました。金のビス65㎜。前回は頭がなめてしまったけれど、今回は上手く行きました。親方が、屋根の上ですべて板を貼り終わったのが、18時位になっていました。やっと、本日をもって大まかな作業を終了しました。残った材料等を片付け終わったのが18時45分を回りました。

 

この後残っているのが、土台のモルタルの木枠を外して周りを土で埋める事と、木が腐らないためにステイン(半透明の防腐剤のようなもの)を塗る事と、鉄棒やつり革をどうやって取り付けるのかを副園長と相談する事の3つ。ステインを塗る作業は、お父さん達も集って協力を願いたいと思っています。

◎ゴールデンウィーク5日間に渡って大事な休みなのにもかかわらず力を貸していただいたT親方ファミリーとO親方に心から感謝いたします。  本当にありがとうございました。こう言っては何ですが、いつも予定のない私にとってはとても充実した楽しい時間でした。「楽しかった~!」物作りというのは、自分たちのやった事がすぐに結果で見ることができるので嬉しいです。保育や子育ては、なかなかすぐには結果がみえず、後になって良かった悪かったと思うことなんですよね~・・・。

・・・「パーゴラ」作るにあたっての経緯の話は、去年の夏の終わり頃の8月だったと思いますが、毎年日陰のない裏庭の砂場で遊んでいる子達の為に木と木に紐をを張ってサンシェードを吊っていましたが、大風が吹くと、その度ごとに修理が必要でした。そこで、何年も「どうにかなんないの!?」と思っていた事を、事務長に「砂場に日陰になるパーゴラを建てませんか?」と、相談した所「後援会の力を借りてみたら?」と、答えられたので、当時の青山会長にパーゴラのパンフの写真を見せて話しをしました。お父さんの中に、こういう事が得意な人がいないか探していたところ、プロであるT先生の旦那さんにたどり着いて、それが実現した訳です。「夢は実現するもの」と、今、私は、思っています。私事ですが、兼ねてから欲しかったお気に入りのバイクが手に入り、そして、子ども達の為にと、ずっと思ってきた今回のパーゴラを建てることもできました。後は、人生を一緒に歩んでくれる伴侶を見つける事かなあ~(笑)と、Tファミリーを見ていてつくづく思った次第です。M先生曰く、「10回口にして言うことで願いはかなう」口と十を合わせると、叶う(かなう)と、読むだけに…だそうです。普段女性の中で働いている私は、親方たちの気風の良いというか「気持ちの良い」男たちに触れることができて高野さんに頼んで本当に良かったと思っています。もしかして、男に惚れちゃったかなー?

長々と「パーゴラ」作りの一部始終を最後まで読んでいただき誠にありがとうごさいました。それでは、また、お会いいたしましょう。それまで、さようなら。シャローム

次回の「第2弾 塗装編」をお楽しみに・・・「第3弾は鉄棒とつり革ついたよ」を予定しています。