2016.11.15

おにぎりの会

9月に子ども達が稲刈りをした、お米を、今日はみんなで食べることになりました。
給食の先生にも、ご協力いただいて
園庭に窯をつくって薪でお米を炊きます。
新米を、窯で炊いて食べるなんて、こんな贅沢なことはありません!
 

今日の活動をご指導してくださるのは
グレースファームファミリー(オーガニック野菜の生産、販売をしている会社)の、高師さん。
高師さんは、吉見光の子に入園しているお子様のママでもあります。『子ども達に、どんな状況でも、生き抜くたくましさと、適応力を身に付けてもらいたい』という願いから、吉見光の子で、様々な楽しい野外活動を企画してくださっています。
 
髙師さんのプログラムは、食にまつわる内容が多いですが、お母さんらしい温かな内容でありながら、それでいてワイルドで、男の子でもワクワクするような要素が含まれているので、子ども達には大好評!
大人にとっても大変魅力的なプログラムです。
 

さらに、高師さんには、キッズフォーク・プログラムでも、ご指導いただいております。

キッズフォークで子ども達は、のびのびと野外活動を楽しみ、馬お世話や、畑仕事をお手伝いさせていただきます。
作業を通じて子ども達は、自分より何倍も大きな馬と触れ合い、心を通わせるという、なかなか得られない体験をしたり、畑で野菜がどんな季節にどのように育つのかを知ったり、畑のお野菜を食べた馬の排泄物が、畑の肥料として役立つことなども学びます。
 
子ども達は、5月に田植えをして、9月に稲を刈り、11月に収穫したお米を炊いて、おにぎりにします。
おにぎりに付ける味噌は、5月に高師さんの指導のもと、子ども達が仕込んだお味噌です。

 
そして今日また、お米を炊いている間に
夏に向けて、そら豆とグリーンピースの種を植えました。
一生懸命、種を植える子ども達の様子が印象的でした。
 
日々の食べ物を、スーパーで買っていると、大人でもわからなくなってしまいますが、
農作物には季節に応じた食べ物があり、食べ物を得るためには、季節ごとの作業があるのです。

人間がいて、動物がいて、畑があって、大きな自然がある。
全てが関わり合って、大きな輪になっていること。
当たり前のことだけれど、現代社会では体感することが難しくなっています。

そういった、自然の営みを、楽しみながら体験できる子ども達は、本当に幸せだなぁ。と思いました。
 

窯で炊いたおにぎりの味は最高です!
さらに、それが自分達が田植えして収穫したお米。
そして自分達で手作りしたお味噌を付け、
お友達や先生、みんなで食べるなんて、これ以上の贅沢は、
もう考えられませんね。
世界一美味しいおにぎりです!!

髙師さん、給食の先生方、子ども達の野外活動をサポートしてくださっている皆様。
子ども達に貴重な体験を、いつもありがとうございます!!

   お米を研ぐ子ども達
    この窯で炊きますよー
   そら豆の種の植え付け方の説明です。     植えつける向きがあるんですよ。