2014.11.14.fri

キッズフォーク

今年度5回目となる「キッズフォーク」に行ってきました。なかなかブログでお伝えできずすいません。
5回目ともなると子どもたちもなれたもので、誰の指示をも待たずに黙々と作業にとりかかります。(これってなかなかすごいことだと思いませんか?自分で考えて行動できるってかっこいいことだと思います。)まず最初に必ずすることは、お馬さんのすばるのお部屋の掃除をすることです。お世話になるすばるに感謝の意味もこめてお部屋を綺麗にします。お馬さんは清潔にしておかないと病気にかかりやすくなってしまうそうです。掃除道具を子どもたち自ら持ってきて、掃除のスタートです。「ここはうんちがいっぱいあるねー」「ここでごはんを食べてるのかなぁ」なんて話しながら、わらを新しいものと交換します。実際すばるはトイレの場所、ごはんの場所など、1つの小屋の中で自分でスペースを決めて生活しているみたいです。子どもたちの観察力はすごいですね。いろんなことを発見しています。キッズフォークを始めた頃は、掃除するのも抵抗がある雰囲気でしたが、今ではすばるのうんちも素手で持てるようになっています。うんちの取り合いになるというおかしな状況になっていました。草食動物のお馬さんのうんちは草が主成分なので触っても問題ないそうです。テキパキと掃除を終えて、次は1か月前に、子どもたちが自分たちで種をまいた小松菜の収穫です。青々と美味しそうに育った小松菜を手で抜いていきます。土の匂いもしてきます。小松菜の根っこを見るのは初めての子どももいたと思います。自分で種をまいて、収穫して、食べるという食の流れも知ることができました。自分で収穫した小松菜を美味しそうに、自慢げに食べていました。かわいいですね。
 
農業体験の後は、すばるに乗馬します。年少、年中さんは、たずなをひいてもらって乗せてもらいます。すばるのリズムに合わせて子どもたちの体が上下に揺れています。今回、年長さんは、1人で乗ることに挑戦しました。「進め」の合図と「止まれ」の合図を教えてもらいいざ本番です。乗馬用の帽子を被って、たずなを自分でもって、すばるに乗ります。緊張していたけれど、何度か挑戦しているうちに、全員1人で乗れるようになりました。子どもたちも自分で成し遂げられて、自信がついたと思います。
 
乗馬を体験できる場所は少ないけれどあると思います。でも子どもたちがお邪魔している場所は乗馬もできて、お馬さんの部屋の掃除をしたりとお世話もできるところです。馬小屋の掃除をさせてくれるところはそうはないと思います。お世話をしてから、お馬さんに触れることで、親近感や愛情がとてもわくように思いました。最初は遠慮していた子どもたちも今ではすばるととても仲良しです。最初はすばるに触れることができなかった子も、触れるようになり、こわいと逃げていた子も近づけるようになっています。子どもそれぞれで差はあるけれど、間違いなく子どもたちは、すばるとの距離を縮めています。今後もすばるとの関わり合いの中で、いろいろな発見や感動が味わえるといいと思います。