2016.12.9

クリスマス祝会

クリスマス祝会は、
イエス・キリストの誕生をお祝いする
キリスト教のこども園ならではの行事です。
いつもの園の行事とは違った、厳かな雰囲気で行われます。
 
保護者で結成された聖歌隊が
讃美歌を歌う中、
年長の子ども達がキャンドルを持って
入場します。
キャンドルの灯りに照らされた子供の横顔を見ていると、
どの子の顔も、皆、清らかで、とても美しくて。本当に天使のようです。
この一年にあったいろいろな事を、あの子はこんなことしていたな。とか、
あの時あんな表情をしていた。
などと思い出し、
その思い出のどれもが愛しく感じられて、
胸がじーんとしてきます。
 
子ども達は、まっすぐ正面を向き、
両腕をしっかり伸ばして、ろうそくを捧げ持ちます。
そして、一本の線の上を歩くように、先に出した足のつま先に、次の足のかかとが当たるようにして、小さな一歩を一歩を積み重ねて、ゆっくり前に進みます。
 
これは、「線上歩行」という歩き方で、
モンテッソーリ教育の一つです。
一本の線の上を、気持ちを落ち着けて、
ゆっくり歩くことで、
精神統一や、品格を形成する効果があると言われています。
 
一番最初にろうそくを持って入場した
子供は、一番最後の子供が入場するまで
ろうそくを掲げた腕を、しっかりと伸ばして立っています。
その一生懸命な姿に感動する保護者の方も多くいらっしゃいます。
 
ろうそくの柔らかな灯りの中で、
年長児の子どもが、1人ずつ旧約聖書の一節を朗読すると、
他の子ども達が声を合わせて、『主を賛美せよ』と応えます。
 
 
ハレルヤ。 天において 主を賛美せよ
高い天で         主を賛美せよ
御使いらよ、こぞって  主を賛美せよ
主の万軍よ、こぞって  主を賛美せよ
日よ、月よ           主を賛美せよ
輝く星よ          主を賛美せよ
天の天よ
天の上にある水よ    主を賛美せよ
主の御名を賛美せよ
主は命じられ、すべてのものは創造された。
主はそれらを世々限りなくたて
越ええない掟を与えられた。
地において        主を賛美せよ

 
 
子どもには、聞いたこともないような
難しい言葉が沢山あります。
けれど、月や星、天、日、水など、
子ども達も知っている
身の周りの自然を表す、きれいな単語も所々あります。
そして、美しい詩のリズム。
子ども達は、この詩編をどのように感じるのかな?
 
園長先生がイエス・キリストの誕生のお話とお祈りをしてくださいました。
 
保護者と子ども達、みんなで讃美歌を歌います。
 
クリスマスパーティーや、プレゼント交換をする賑やかなクリスマスも楽しいですが
こうして厳かな気持ちで祝うクリスマスもまた特別に素晴らしいものがあります。
 
かわいい子ども達や、いつも私達を支えてくださる先生方。
園の行事ごとに、顔を合わせて、
だんだん仲良くなった保護者の皆様。
今日、吉見光の子モンテッソーリ子どもの家に集まり、
この様に、一緒にクリスマスをお祝い出来たことが、とても幸せです。
 
いろいろ、大変なこともあったけれど、
やっぱり素晴らしい一年だったように思います。
 
来年も、みんな元気で!!
ここにいる皆さん全員に幸せが訪れますように!!

後援会の皆さんが、草木で壁を美しく飾って くださいました。
  腕をしっかり伸ばします
    優しいろうそくの灯りが美しい
保護者で結成された聖歌隊が 讃美歌を歌います
    園長先生のお話
     お祈りを捧げます
一生懸命お祈りする姿が可愛いですね
祝会が終わった後は、みんなでシチューを いただいて、楽しいひと時を過ごしました。