2014.09.16.tue

十五夜茶会

—おじいちゃん、おばあちゃんをおもてなし—

 

 

耳をすますと虫の声が聞こえてきます。秋はすぐそこまできていますね。

 

中秋の名月は9月8日でしたが、吉見光の子では9月16日に、おじいちゃん、おばあちゃんを招待して「十五夜茶会」を行いました。
お茶のご馳走と歌とダンスのおもてなしです。

 

まずはお茶から。。。
先生と園児のお母さまお二人で、お茶をたててくださいました。
そのお茶とお菓子をおじいちゃん、おばあちゃんの元へ届けるのは、年長児さんの役目です。
いつもと違う凛とした雰囲気に子どもたちは緊張です。こちらにも子どもたちの「どきどき」が届くようです。
先生からお茶を受け取って、両手でしっかりと持ってはこんでいます。
おじいちゃん、おばあちゃんが見守る中、こぼさないように、つまづかないようにはこんでいます。
たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんがいて、どこへ行けばよいのかと戸惑いながらはこんでいます。
心を込めて、おじいちゃん、おばあちゃんのところまでお茶をはこびます。
「お茶をどうぞ。」可愛らしい声とともに、お椀を差出します。

 

その姿が、その声がとってもかわいいんです。
あまりの可愛らしさにみんな笑顔です。
空気がほっこりなごむんです。子どもっていいですね。

 

一歩一歩慎重にはこんでいる子。てきぱきとはこんでいる子。
自信がいっぱいある子。少し不安な子。
お茶の運び方ひとつでも、みんなそれぞれなんですね。

 

一人一人可愛いらしい、素敵な姿でした。

 

美味しいお茶とお菓子をいただいたら、次は歌とダンスのお楽しみです。
ここからは0歳児〜年長児の全員参加です。
おじいちゃん、おばあちゃんと手を繋いで子どもたちが会場の席まで案内します。

 

まずは、はと組さんからの歌のプレゼントです。
「カエルの合唱」と「しあわせなら手をたたこう」を歌ってくれました。
先生が歌って、子どもたちはリズムをとってくれました。
手拍子をする子。ジャンプをする子。微動だにせず心の中でリズムをとる子。
ステージにいるだけ満点です!

 

次は、にじ組さんの手遊び歌の発表です。
かわいいおばけや、へんてこおばけに変身する歌です。
小さな手を一生懸命前へだして、「うらめしや〜」のおばけに変身して会場を驚かせてくれました。

 

オリーブ組さん、ぺんぎん組さんはまず3グループに別れての発表です。
「おはなし指」「すずむしさんがリンリンリン」「あきのバイオリン」をそれぞれ歌ってくれました。

 

そして最後にオリーブ組さん、ぺんぎん組さん全員で歌&ダンスで盛り上げてくれました。
年少児さんは頭にきのこの帽子を被ってスタンバイ。ステージの前列に座ってきのこになりきります。
その後ろで、年中児さんと年長児さんが歌とダンスを披露してくれました。
「き、き、きのこ。き、き、きのこ。き、き、きのこはあるいたりしない〜♪」
両手をあげて頭の上でさんかくを作り、きのこのポーズです。
楽しく歌っているのが、こちらにも伝わってきました。

 

発表も終わり、ステージ上で年少児さんが、戸惑っていると年長児さんが、そっと手をさしのべていました。
縦割りクラスならではの光景なのかなと思います。人を思いやる心が育まれているなと感じました。

 

最後に子どもたちから、おじいちゃん、おばあちゃんに「いっしょにいてくれてありがとう」「またあそびにきてね」「いつもあそんでくれてありがとう」という言葉と手作りのプレゼントが送られました。

 

おじいちゃん、おばあちゃんも楽しそうで、子どもたちも楽しそうで、大成功の十五夜茶会でした。