新春お茶会

明けましておめでとうございます。
 
年があけて、新学期がスタートです。
今日は新年を祝って、お茶会をしました。
 
お運びの役はムラサキ(年長児)さん達です。
敬老お茶会の時も、お運びをしているので、だいぶ慣れた様子ですが
お茶会を始める前に、先生がお作法のおさらいをしてくださいました。
 
きちんと正座をして、ちょっと引き締まった表情でずらりとならぶと、
ムラサキさん達は、年が明けて、また一回り成長したように見えます。
 
キイロ(年中児)さん、ピンク(年少児)ちゃんたちは、ちょっと緊張した様子で
お部屋に入ってきました。
 
ご挨拶のあと、
まずは、懐紙に乗ったお菓子をいただきます。
むらさきさんが、『お菓子をどうぞ』
と言って丁寧にお辞儀をして差し出すと、
小さなピンクちゃん、きいろさんもお辞儀で応えます。
『食べ終わったら、懐紙は折りたたんで、ポケットへしまってね。』
先生が教えてくださいます。
 
お菓子を食べ終わった頃を見計らって、ムラサキさんがお抹茶を運んできてくれます。
ちいさな子ども達には、少し苦いお抹茶ですが
子ども達はそれぞれ、
『にがい~』とか『美味しい』とか『全然平気~』
などと、感想を言い合って楽しみます。
 
飲んだ後は、緑になった舌の見せ合いっこです((笑))
 
今回は、プレスクール(こども園、入園前)の小さなお友達も
お茶の席にお呼ばれしました。
甘い和菓子や、ふわふわの緑のお抹茶。
見慣れない食べ物に、ちょっと戸惑った様子でしたが
先生が付き添ってくださり、一緒にお茶の席を楽しむことができました。
在園の子ども達はみんな、可愛らしいプレスクールのお友達が大好きです。
 
自分達も十分に小さな子どもなのに、またさらに小さなプレのお友達を
お兄さん、お姉さんらしい表情で
「かわいいなぁ。大丈夫かなぁ。」と眺める様子が
とても微笑ましくて、見ているととても幸せな気持ちになります。
 
こんな風に、子ども同士で、ちょっと改まって、お茶を楽しむのは
とても素敵です。
一生懸命、年下のお友達をおもてなしする、年長の子ども達と、
それに応える年下の子ども達。
静かなお作法の元で、優しい心が通い合います。
 
誰かのために、心を込めて何かをすること。
大切な人に、素晴らしい時間を過ごしてもらう為に心を尽くすこと。
 
一生懸命お茶を運ぶムラサキさん達の表情は、満ち足りて輝いて見えました。
 
お茶会が終わると、ムラサキさん達はお互いの労をねぎらって、
それぞれが一緒に働いたお友達の為に、お茶をたてて振る舞いあったそうです。
 
年長の3学期ともなると、同学年の友達とは、つよい絆で結ばれています。
また、さらに仲間意識が深まったのではないでしょうか?
 
お茶の香りに包まれて、いつもより背筋ピンと伸ばして
新しい新学期がはじまりました。
なんだか、とても清々しい気持ちです。
 
みんなにとって、素晴らしい一年になりますように!!

    気合十分な、むらさきさん
    まず、お作法のおさらいです。
   少し緊張気味のピンクちゃん達
     懐紙をたたみます
    プレスクールのお友達にも、「お茶をどうぞ。」
あんこの和菓子、食べられるかな~? 後ろで心配そうに見ているお友達もかわいいね!
     「にがーい!」
    「ぼくの舌、みどり色だよ!」
年長児さん、最後は友達のために お茶を点てます
最後は一緒にお茶を楽しみ、満足気な年長児さん達